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大人の味ライム 果樹苗 

大人の味ライム 果樹苗 

ライムは、レモンよりやや小さい楕円~球形の果実をつけ、果肉は淡い緑色をしていて皮が薄いのが特徴です。酸味が強く、主にお料理や飲み物の香りづけに用います。エスニック料理や、ジン・ライムのカクテル、あるいはジュースなどの味をアップさせる香酸柑橘です。

柑橘類の多くは白くて、深く切れ込んだ星型をしています。ライムも同じで、春~秋にかけて可憐な花を咲かせます。ライムの花言葉は「あなたを見守る」や「刺激」。

また原産地のインドでは、ライムと青唐辛子を紐で一連にして軒先や店先にぶら下げて魔よけとする習慣もあります。観葉植物や果樹の花言葉には素敵なものが数多くあります。グリーンギフトが一層印象的になる花言葉を添えて、贈り物にいかがでしょうか。

 

風水ではライムが人のネガティブな気を排除し、幸運を呼び込んでくれると考えられています。中でも仕事運に関して、ライムやレモンは「木」の気をアップさせると言います。「木の気」は東や南東に属し、色はライトグリーンが良く、成長や発展のシンボルとされています。もしライムの置き場所に迷ったら、日当たりなどの条件と共に風水も参考にしてみてはいかがでしょうか。ライムは小さな果実ですが、花言葉やおまじない、風水に数多く登場しているのは人々に親しまれているからなのです。

 

【楽しみ方・ライムの魅力】

香酸柑橘類の見た目は、艶のあるしっかりした皮、かすかにでこぼこのある表面、美しい皮の色など共通点があります。少し違うのは、私たちが慣れ親しんでいるかぼすやレモンと比べて、ライムの香りには異国情緒を伴う爽やかさがある点です。適度な酸味と苦みの繊細な刺激が味わえるのが特徴で、繰り返し味わいたくなる魅力があります。

・スライスしたライムをハチミツで一晩漬けます。果汁をお湯で割ったり、炭酸で割って飲むと美味しいです。暑い季節にピッタリの爽やかな香りのライム。鉄分吸収率UP効果が美肌に嬉しいクマやくすみの改善にもなります

 

【ライムの栄養素】

綺麗なグリーンをしたライムは、モヒートにもよく使われています。ライムには、ビタミンC、葉酸、ビタミンE、ビタミンB群などのビタミン類、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類が含まれています。一度に沢山食べられるものではありませんが、美肌作りに必要なビタミン・ミネラルをバランス良く含んでいます。ライムの酸っぱさはクエン酸です。このクエン酸に疲労回復効果があり、クエン酸回路といって、体内で摂取した糖や脂質、タンパク質などを燃焼させて効率よくエネルギーに変える働きをしていますが、睡眠不足や疲れからクエン酸回路の働きが悪くなると、糖が完全燃焼されずに乳酸として体内に残ってしまいます。乳酸は、必ずしも疲労の原因ではありませんが、蓄積されると細胞や血液が酸性に傾き細胞の働きが低下してしまうため、疲労を感じやすくなります。

クエン酸には、乳酸を水と炭酸ガスに変えて体外に排出する効果があるだけでなく、クエン酸回路の働きを活発にし、乳酸そのものを溜まりにくくする効果があります。キレート効果もあります。クエン酸のキレート効果は、毒素の排出ではなくミネラル類の吸収です。クエン酸は、吸収率の悪い非ヘム鉄吸収促進因子として知られています。

疲労回復だけでなく、美肌作りに欠かせない鉄分の吸収も高めるクエン酸。女性には嬉しいですね!

気になるクエン酸の含有量ですが、お酢100gに2mg、レモンはその1000倍の2000mg、そしてライムはレモン以上の含有量があると言われています。レモンほど酸味がなく、食べやすいので、クエン酸摂取には、もってこいの食材ですよね!

また、抵抗力や風邪予防に良いとされています。フラボノイドが含まれているので、ガン、高血圧、糖尿病に良い影響を与えると考えられています。ストレスを緩和すると言われるテルペン、整腸作用のある食物繊維が多く含まれています。老廃物やコレステロール、糖質の取り込みを阻害し、癌や動脈硬化、糖尿病の予防に役立つと言われていて、フラボノイドはポリフェノールの仲間であり、抗酸化物質となります。また、色素成分でもあり、利尿の働きがあると考えられています。更に抗酸化物質であることから老化を防いだり、癌の抑制作用、動脈硬化や脳卒中、高血圧の予防に役立つとされます。テルペンは興奮した神経を鎮静する働きがあると考えられており、溜まったストレスを解放する作用があり疲労回復に有用とされています。ライムはとても栄養に富んだ果実だったのですね。

 

 

【ライムの種類】

人気のライム果樹ですが、実は何種類もあります。それぞれ実の大きさが異なったり、味わいが違ったりして楽しめます。

ジューシーなメキシカンライム、日本でも育てやすいタヒチライム

最近話題になっているフィンガーライムなんてのもありますオーストラリア原産で、100年もの間原住民の人々が食べて来た果物で、果実の長さは7~12cm程度で、皮の中にぷちぷちとした海ブドウのような粒が入っています。口に含んだら、小さな粒を舌でつぶして初めて味わうことができます。食感が似ていることから別名「ブッシュキャビア」とか「キャビアライム」と呼ばれています。本来レモンや従来のライムと同様な用い方で良いのですが、現在日本ではフレンチレストランで料理やカクテルで提供され、高級フルーツとしての知名度と人気が高まっています。

 

【育て方】

ライムは日当たりを好みます。1日中当たるのがベストではありますが、日に5~6時間日照が得られれば十分元気に育ちます。春~秋は風が強く当たらない戸外で育てましょう。真夏の直射日光で元気が無くなったら明るい半日陰に移動します。暖地で戸外で越冬する場合は、北風が直接当たらない場所に置きましょう。関東以北では初めての霜が降りる前に、屋内に取り込みます。おしゃれな鉢カバーに入れてリビングの明るい窓辺で育てると、葉姿の観賞と果樹栽培の2つの楽しみがあります。

植え付け適期
3~4月ごろが植え付け適期です。6月中旬でも大丈夫です。暖地では秋~冬でも植えられますがマルチングなどの寒さよけをお願いします。
葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。

マルチング
品種によって差がありますが、冬の寒さが苦手です。関東以南では露地栽培が十分可能ですが、寒がる場所に植えるときは株周りを敷き藁やバークチップ等で覆うマルチングをし、霜よけと雑草よけをすることをお勧めします。

植え場所
冬の北風の当たらない、日当たりの良い場所に植えてください。
鉢植えの場合でも、冬の寒風をよけれる場所で管理してください。日当たりが良いと果実がおいしくなります。

水やり

植木鉢の土表面が乾いたら水をたっぷり与えます。ライムに与える水の量は、鉢底から水が流れ出すぐらいたっぷりと与え、受け皿にたまった水は忘れずに捨てましょう。春~秋は4~5日を目安に午前中水を与えます。夏は水切れを起こすと回復に時間がかかりますので、毎日朝のうちか、夕方に水を与えます。この時期は水の蒸散が盛んですから、朝と夕方の2回水やりが必要な場合もあります。はじめのうちは、水やりのあと鉢を手に持って重さを把握し、土が乾いて水やりを行う前にも手で重さを把握すると、鉢を持っただけで乾燥しているかどうかわかりますよ。果樹や観葉植物の水やりを楽しめると良いですね。

肥料

市販の用土でOK肥料は年3回

ライムの用土は市販の「果樹の土」を利用すると大変便利です。自分で作る場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3、あるいは赤玉土6:腐葉土3:川砂1でミックスするのがおすすめで、他の柑橘類にも応用できますよ。またライムなど柑橘類には肥料をきちんと与えます。時期は3月の寒肥、6月と10月に追肥します。

収穫

果樹の多くは実が小さいうちに摘果を行う間引き作業が必要です。目的は、大きくてや品質の良い果実の収穫と、果実のなり過ぎで果樹が弱るのを防ぐためです。しかしライムは摘果が不要なので、初心者の方も育てやすい果樹です。収穫時期は9月下旬~5月で緑色のまま採ります。緑色の果実は放置せず、順次収穫することで果樹の回復が期待できるからです。待ちわびたライム独特の爽やかな香りが味わえます。黄色いライムは果樹上で黄色くなったものか、収穫後日数が経過したものです。ライム独特の爽やかな酸味は失いますが、飲物などに入れると黄色くなった実の優しい味が楽しめます。

植え替え

ライムの鉢底から根が覗くようになったら、植え替えサインです。植替え適期は12~3月です。2年に1回を目安にして植え替えて、根詰まり解消や土の養分バランスをリフレッシュしましょう。現在より1回り大きい鉢と用土を準備しておきます。今の鉢からライムを土ごと丁寧に引き抜き、根土は少しだけほぐして空気が通やすくなります。根土を必要以上にほぐしたり、植え替え途中に根を日光にさらさないよう速やかに植え替えましょう。長く伸びた根や痛んだ根をカットして、今度植える鉢より小さく整えます。準備した用土で新しい鉢に植え替えます。植え替え後1ヶ月は肥料を控えましょう。

剪定

ライムの剪定は収穫量を増やし、日光をライムの木の隅々まで良く当てることにあります。3~4月が剪定適期です。鉢植えライムの枝が混み合ってきたら、枝を間引くように剪定しましょう。上の図を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか。道具は剪定はさみ、枝切りはさみを用意します。

害虫

害虫はチョウやガの幼虫がよくつきますので見つけ次第捕殺しましょう。アブラムシカイガラムシハダニがつきますので確認したら薬剤散布で防除しましょう。病気はカイヨウ病があります。強い風にあたらないようにして予防しましょう。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
カイガラムシ:カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。
ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。

冬が終わるころ、3~4月にはアブラムシが付くことがあります。ライムの新芽や葉の裏で汁液を吸って成長を妨げます。放置するとすす病の原因にもなりますので、ベニカ水溶液などを用いて退治します。カイガラムシは幼虫のうちは薬剤駆除、成虫は歯ブラシで擦り落とします。幼虫にも成虫にも効果がある薬も出ています。またアゲハチョウの幼虫がついて、短期間のうちに食害にあうことがあります。発見次第捕殺しましょう。幼虫がいる葉ごと取り除くと怖くありません。ライムの病害虫は早期発見を心がけて対処しましょう。

 

 

上記の点に注意をして、無農薬の大人ライムを是非味わってみてください。

yasai

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